レポ | みちくさbar vol.2 開催されました

古民家と水辺でくらす、つながる、あそぶ

6/16(日)はみちくさbar vol.2でした。今回のゲストとなる遠藤夫妻は2歳の男の子を子育て中。二人とも移住先の栃木市からはるばる来てくださるということで、バーといってもランチタイムでの開催となりました。

shirokuma kitchenさんのとても美味しいお弁当を食べながら、室内にいながらまるでピクニックのようでした。当日はお子様連れでご参加された方も多く、なんとキッズやベビーだけで総勢9人!和やかな雰囲気の会となりました。

さて、トップバッターは妻百合子さんから。
現在家族で暮らしている古民家大貫邸の話、その古民家が含まれる嘉右衛門町伝建地区の話、ご自身の地域おこし協力隊の仕事の話などをご紹介頂きました。古民家大貫邸は、表から裏に細長い形状をしており、奥に抜けるとすぐそばに川が流れているので、河川敷で集まってピクニックをしたり、SUPをしたりと、様々なジャンルのイベントを多数開催しています。これからも色々な試みをやっていく予定だそうです。
人と人、人と地域を繋ぐことを大事にしている、という百合子さんの言葉が印象的でした。みちくさくらすも思いは同じなので強く頷いてしまいました。

夫翼さんからは栃木の水辺の話、どっぷり浸かっているSUP(Stand Up Paddleの略:ボードの上に立ってパドルで漕いで水面を進むアクティビティ)の話を聞かせて頂きました。
元々のきっかけは水辺という公共空間でもっと遊びたかったので、色々なアクティビティを探していたところSUPと出会ってしまったのだそうです。

大貫邸の裏の川をSUPで進んでいき、いつもお世話になっているお知り合いの新波米の田んぼにお邪魔したり、東京の隅田川や首都高のある川をSUPで通行する、ということもやっています。
よく言われるのが、SUPで川を通行するのは大丈夫なのでしょうか?という質問。基本的には川は道路と同じで、軽車両で通行しているようなものです。ただあまりそういうことをしている人が居ないので、奇異の目や興味を持って話しかけてくれる人がとても多いそうです(笑)

©kohta kawana

現在の古民家での暮らしは3年で区切りとなるので、その後どうするのか、という話もありました。一度このような職住近接かつ広々した家で暮らすことを始めてしまったので、もうアパートには戻れない、という気持ちだそうです。
栃木にはこのような空き家が伝建地区含め他にもたくさんあり、今後これらのストックを壊してしまうのか、あるいは大事に手を入れて残していくのか、これからのスタンスが問われています。結果的にということかもしれませんが、お二人はこうした問題にも対処するべく、丁寧に暮らしを形づくっていっているのだと改めて思いました。

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©kohta kawana

今回のイベント参加者は古民家が好きだったり、いつか地方に移住したかったり、何か新しく物事を始めてみたかったり、という方が多く、古民家暮らしについて主に生活する上でのメリットやデメリットなど、具体的な質問が多く出ていたのが印象的でした。
百合子さん、翼さんのお話を聞いて、みなさんのイメージが少しでも明確になっていったら嬉しいことだなと思います。

百合子さん、翼さん、どうもありがとうございました!
次回もどうぞみちくさbarをお楽しみに。

 

下記、今回話に挙がったサイトも是非チェックしてみてください。

ゲストスピーカー:
嘉右衛門町伝建地区大貫邸
遠藤 翼さん、百合子さん夫妻

▼嘉右衛門町伝建地区情報サイト 「kaemos

シェフ:
shirokuma kitchen FB / instagram
松本 加奈美さん

協力:
みちくさくらす